モデルケース
在宅ライブチャット代理店の経営事例
最初の応募から、初配信・月末の精算まで。
自宅で働く女性に個別サポートを提供する、在宅ストア契約の初月をたどります。登場する人物、応募経路、日程、金額は、この事例のために設定したものです。

- 運営体制
- 女性オーナー1名
- 最初の募集経路
- 自社SNS → 求人ページ
- 初月の目標
- 1人の初配信を支える
1週目 最初の応募はどこから集める?
このケースのオーナーは、以前、自宅からライブチャットに出演していた女性です。配信ルームを借りず、自分の経験を生かして、初めて配信する人の端末設定と初日のフォローを引き受けます。初月は、まず1人を受け入れる計画です。
最初に用意するのは、在宅ストア契約で提供される店舗の求人ページです。そこに報酬条件、対応できる曜日と時間、初回に一緒にできることを記載します。自分のSNSでは、配信前の音声チェックを例に支援内容を紹介し、プロフィールからその求人ページへ案内します。
求人ページの案内文例 「初回は予約制で、カメラとマイクの設定を一緒に確認できます。プロフィールをどこまで書くか迷う方も、面談でご相談ください」。この例では、SNSから求人ページを読んだ方が、店舗の応募窓口に連絡するところから始めます。
クリスタルの本部在宅では、個別の配信アドバイスや日々のフォローを設けていません。そのため、手助けを希望する応募者は、本部から条件の合うサポート在宅のストアに紹介される場合もあります。オーナーは自分でも募集を続け、紹介を受けたときは対応できる時間を確かめます。
2週目 応募者と最初の配信日を決める
SNS経由で届いた最初の応募に、面談の候補日時を2つ返します。面談では、使う端末、配信できる時間帯、本人が心配していることを順に聞きます。この応募者は平日の夜に活動でき、スマートフォンで音声が正しく入るかを一緒に確かめたいと希望しています。
オーナーは報酬率と支払いのサイクル、連絡を受けられる時間を説明します。本人の希望を聞いて初回の接続確認を予約し、サイトの本人確認・登録手続きを所定の方法で案内します。初配信は登録手続きが整ってから。面談後に送る案内には、次の日時、準備する端末、困ったときの連絡先をまとめます。
3週目 初配信でつまずいたら、次の準備に生かす
予約した時間に接続すると、映像は出ているのに声が入りません。オーナーは、端末のマイク使用許可と選択中の入力機器を本人と順番に確認します。音声が通ったら、用意したプロフィールを本人と読み返し、初配信を始めます。
配信後は、本人が一人で設定できた部分と、次回も一緒に見てほしい部分を聞きます。今回は「開始前に音声を確認する」と本人用のメモに残し、2回目は開始時だけ連絡できるようにします。こうして毎回の支援範囲を本人と決めると、オーナーも他の応募に対応する時間を確保できます。
最初の1人に、オーナーの時間をどれだけ使う?
このモデルでは、最初の1人の個別対応に合計2時間30分を見積もります。募集のためのSNS運用、本人の配信時間、月末の精算作業は別に考えます。
| オーナーの作業 | 想定時間 |
|---|---|
| 応募への返信と日程調整 | 20分 |
| 面談と条件の説明 | 30分 |
| 端末設定・プロフィールの準備 | 60分 |
| 初配信の前後のフォロー | 30分 |
| 振り返りと次回の日程調整 | 10分 |
| 1人分の合計 | 150分(2時間30分) |
この配分で最も時間を使うのは、端末とプロフィールの準備です。2人目の応募を受ける前に、初回案内に「マイクの許可をどこで確認するか」を加えます。次の面談では、そこで解決したことを繰り返すより、本人がまだ困っていることに時間を使えます。
4週目 獲得ポイントと、経費に回せる金額を照合する
月末には、出演者の獲得ポイント、本部から代理店への支払額、出演者への報酬を照合します。ここでは同じ1人がエンジェルライブで8万pt、チャットピアで12万ptを獲得したと仮定します。いずれもリアズ系列なので、1か月分を足した20万ptがこの運営会社の当月実績です。
1pt=1円、適用される代理店料率を56%、出演者への報酬率を40%とした計算例です。出演者報酬率はこのモデルで設定した値です。実際の代理店料率は、運営会社、前月の実績、インボイス登録状況などによって変わります。
| 精算する項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 代理店への支払額 | 20万pt × 56% | 112,000円 |
| 出演者への報酬 | 20万pt × 40% | 80,000円 |
| 運営経費を引く前の差額 | 112,000円 − 80,000円 | 32,000円 |
この3万2,000円から広告費、通信費、人件費などをまかないます。月の収支を見たうえで、次の募集に広告費を使うか、初回設定の対応枠を増やすかを判断できます。
入金は月2回ですが、料率の判定は同じ運営会社の対象サイトで獲得した1か月の合計で行い、その料率を翌月に適用します。この例のリアズ系列は20万ptなので、表の翌月料率は56%です。FANZAやエムライブの実績はそれぞれ別に集計します。
公開されている加盟店の例 デイジーの初期研修
実際の在宅加盟店デイジーは、初期研修を希望する方に、LINE通話で約2時間の研修を案内しています。プロフィールや配信準備の相談ができ、初回配信は研修当日・別日のどちらも選べます。配信を始めた後に研修を希望することもできます。
この内容はデイジーが公式ページで公開している支援の例です。前段の募集経路、初月の日程、2時間30分の作業配分、20万ptの試算は、この記事のモデルケースとして設定しています。
